【ラージボール】強くなるためには?【ダブルス編】
みなさんこんにちは、こんばんは!よねはらです。
約6年にわたる競技生活で様々な方と話をしたり練習したり
試合をして学んだ経験をお伝えしていきたいと思います。
強くなりたいと思う方!ぜひ参考にしてみてください。
今回は【ダブルス編】です。ではいきましょう!!
上手くなる8つのPoint!
- ミスは得点の大半を占める
- サーブの質を上げる
- レシーブを鍛える
- 強い球よりもコースにしっかり打つ
- 対応力を鍛える
- 情報を戦術に活かす
- メンタルコントロール
- コンディション
ミスは得点の大半を占める。
ミスは自分たちにとっても相手にとっても、一番の得点源となります。
今回は『ミスをしないためには?』ではなく、ミスがどの位重要な存在か知りましょう♪
勝つ為には『点を取らないといけない』?
これは点数を争う競技では当たり前なのですが、点がどのようにして生まれているのか実際に自分たちのプレーを検証し『点の分析(数字出し)』をしてみたら色んなことを知ることができました!
僕は試合の検証を10試合以上し、そこから対象のペアの人と検証しながら
自力で取った点(サーブ含む)・ミスによる得点に分け、さらに誰が取った得点かミスかなど細かく検証しました。
そこでわかったことが、得点の6割から7割は『相手のミス』に関連するもの
の割合が大きかったのです。ということは!
『ミスをしなければ自分たちのポイントになる』となります。
当たり前じゃないか!と突っ込まれそうですが。。。
『何となくわかっている』と『理解している』では大きな違いがあります。
自分の打った球が得点につながった!の割合は1〜2割です。
この事から、得点の割合はミス関連が半分以上占めるので
『打って点を取る』より『ミスをしない』の方が優先度は上になるのです。
このことから『ミスをしないことが重要』とわかります。
自分が1試合平均何回のミスをして相手に得点を献上しているかわかっていますか?
相手のペアが何個のミスをして自分たちの得点になっているかわかっていますか?
その1点の重要性を理解している人はそれが練習や試合のプレーに反映されます。
試合に勝っていても、実は自分のミスが一番多かったなどのデータもあります。
上手くなっているかどうかは『感覚』ではなく『根拠』が必要です。
データをしっかり取ることで数字的な根拠を見ることができれば自分が上達していると言えるのではないでしょうか?
一度自分のプレーを分析してみると面白いですよ!
サーブの質を上げる
ラージでは回転がかかりにくい事もありサーブでの得点率は硬式よりも下がります!
しかしサーブの『質』はあげることができるのでしっかり練習していきましょう♪
ダブルスでは半面に入れる事しか出来ないのでコースが限定されるので、
失点につながらないように練習しましょう!
①しっかり回転をかけたサーブを打つ。
②長短はっきりとしたサーブを打つ。
③同じフォームで打つ。
④自分たちの展開になりやすいサーブを打つ。
ダブルスではサーブが少しでも球が浮いてしまうと
『フリック』されやすくなります。
その為にも、打点位置から到達地点までの『弧の描き方』が大切です。
決して山なりにならない様に気をつけてつけましょう!
そしてコースも大切です。
中央寄りに落とすことでフリックはされにくくなりますが、サーブミスにつながる可能性もあるので、これも日頃から意識してサーブ練習する必要がありそうです。
また、フリックが得意な選手はどんどん打ってくるので
短いサーブであればできるだけ台で2バウンドさせるように、長いサーブであれば深く早くを意識して練習しましょう!
サーブの種類が少なくてもフォームが変わらずナックルサーブと下回転のサーブを打ち分けられるのも、レシーブをする側にとっては嫌なところです。
また回転量の調整など、できることは沢山あります。
シンプルなフォームなのにレシーブしにくいと感じるのはこのように打ち分けることが出来ているからです。
最後に、サーブから作られる試合の展開です。
パートナーと相談して、どの球種がいいのか予め相談して練習に臨み、試合で対応できるようにしておくと良いですね。
対戦相手も、どの種のサーブが苦手かわかりませんから!
レシーブを鍛える
レシーブも展開を作る上でとても大切なポイントになります。
そのため、ツッツキやストップ、フリックや流し等
レシーブに必要な技術を練習する事は大切です。
特にシンプルなツッツキは硬式より難しい!
なのでツッツキの練習を取り入れる事をおすすめします。
また、フリックについても、守る側とすれば
ツッツキだけではプレッシャーになりませんし、
守っていて怖くありません!
フリックは得点を取りに行くレシーブです。
入らなくてもフリックをするだけで
相手はもしかしたらと『警戒』するので、
『見せるだけでもとても効果があります』
出来ないからやらないではなく、『やることに意味を作る』ことも戦術です。
また、対戦相手にはすぐに打ちたがる選手も多くいます。そんな時には短くストップして打たせないようにするなど、対戦相手と特徴を考えたレシーブを選択することも考えないといけません!
回転の見極め、短長のつけかた、コース取りなど非常に細かな技術を必要とするので、レシーブの練習も取りれることをおすすめします。
強い球よりもコースにしっかり打つ
必ずしも強い球を打つことが『ベストではありません』
『ミスは得点の大半を占める』と書きましたが、どんな形でも得点を取れば同じ1点です。強く打っても弱く打っても点が入れば同じです。
強い球を打つことにこだわればミスが増える可能性も高くなります。
ラージボールは球が大きいのでスピードが出ないのでラリーが続きやすくなり
その分、自分がミスしないように自分をコントロールすることが一つのポイントになります。
1発で決めることよりも、相手のポジションを確認しながら左右に打ち分ける練習をすることで、試合での戦況を有利に進めることが可能になります。
ダブルスでは、相手の態勢やポジションが崩れやすいので、どこに打てば良いのかわかりやすいのです。
落ち着いてコースに入れておけば得点になることもあります。
よく試合中に「無理して打たなくても良かったな〜」と思うシーンありますよね?この『無理しなくてよかった現象』はなぜ起こるのでしょうか?
僕はそれを点が欲しいと思うことからくる『欲』として考えています。
欲は、力みを生んだり冷静さや判断力を鈍らせます。
ですので、点を取りたい気持ちはわかりますが熱くなっても『頭は冷静に』
最後にもう一度、『強い球を打てるだけが強さではありません』
しっかり冷静に『コースに打ち分けれることも強さ』にもなります。
状況を判断しコースに打ち分ける練習を意識してすると成長につながるかもしれません♪
対応力を鍛える
ダブルスでは態勢やポジションが崩れやすこともあるので
少し下がった位置から打つ練習はしておいた方が良いです。
いくら基礎打ちを練習しても、試合では基礎と同じようなきれいな球が返ってくる事は少ないです。
上位の上手い選手の試合はきれいです。しかしそんなきれいな試合などほとんどありません。
どちらかと言えば、ほとんどが執念で入れていくような泥試合がい多いのです。
今自身がやっている練習で上位選手と互角に渡り合えるのであれば問題ないと思いますが、難しいと思うのであれば練習には工夫が必要になります。
その一つとして『対応力』を鍛えることは一つの良い練習になると思います。
どんな選手にとっても『ミスをしない』が大切なポイントになるので
後ろに下がったら打てないではなく、どんな状況でも対応できる準備が大切です。下がった位置から『カット』を1回入れて体制を立て直す!そのためにカットの練習をするなどでも良いですね。
できないことができることには伸び代しかありませんから。
苦手なことを少なくしてどのポジションからでも『対応』できる自信を持ちましょう。
情報を戦術に活かす
『試合に勝つ為にはどうしたら良いか?』
皆さんも試合前にそして途中に考えたことがあると思います。
しかし情報があってもそれを『まとめること』ができない人が多いように感じます。
自分が欲しいと思う情報とペアの方が欲しい情報にも『違い』があり
人の数だけ『考え』があるものです。
どれだけ上位の選手でも沢山の情報を短時間で頭に入れてプレーに反映させるのはほぼ不可能です。
もし上手くいっているとしてもそれは、個々の身体能力で補っているだけです。
今回はどのように情報をまとめ戦術に活かしていくか、一つの提案として考えてみてください。ではいきましょう!
①自身とペアの方が『何の情報が欲しいか共有したいか』知る。
②取捨選択をしていく
③実際にやってみる
④結果をメモなどして記録に残す。
このような流れです。
①については、パートナーがどんな考えを持っているのか『知る』事が一番です。
情報が多くて書ききれないですが、サーブ・レシーブ・展開・強みと弱みなど、色々あると思うのでパートナーが何の情報を優先して欲しいのか
聞いてみると良いですね♪
実際、自分も試合中1セットが終わった時に、「あの人のサーブ切れてるから気をつけて」って言ったら、それよりもドライブはかかってる?と言われ
あっこの情報は重要ではないんだなってこともありました。
この様に、人によって欲しい情報が違うのに、必要ない情報を集めてたりします。短い時間の中で、このすれ違いが発生するのはコミュニケーション不足です。このあたりを大体の人はなあなあにしていると思われます。
コミュニケーションが取れていないと、やっていることが『何となく』で終わってしまうので強くなりたいのであればしっかりと『自分が欲しい情報、パートナーが欲しい情報』を理解しておくための話をすること勧めます。
②では①でお互い出し合った考えの中で『必要なこと』を絞っていくと良いと思います。なぜならば、試合中にできることってそんなにないんですよ。
ほんとに出来て1個か2個位しか頭に入らないと思います。
いろんな方に話を聞いてみましたが、試合中には考える余裕がないって答える人が多いんです。
余裕がない人に向かって『アレやってコレやって』言われたら大変ですよね?
かなずしもそうではないかもしれませんが、お互いにとって必要最低限の情報交換ができる事が無駄に頭を使わないで済むのであればその方が楽ですよね。
③では②で話したことを実践していくことです。
注意する点は、『決めたことを変えないこと』です。
試合になると、思うことがたくさん出てきます。
そうすると、『勝ちたい欲』が出て、最初に決めていた欲しい情報以外の話をし始めます。
人は自分をコントロールできず口に出してしパートナーを困らせます。
まずは、『初めに決めたことを変えず辛抱強く頑張ってやってみましょう!』
そしてその結果を検証し次のステップに進むように心がけましょう♪
④結果は必ずメモしましょう!紙でも携帯にでもなんでも良いので結果を記録しましよう。
頭で記憶できる優秀な人なんてほぼいません。最終的に取り組んだことがどうであったか?
その検証ができないことには次につながりません。
この振り返りは結構大切なんですが、やっている人はほとんどいないんではないでしょうか?
このような取り組みも一つの練習と考えれれば
他のペアとの違いを成果として作ることができるかもしれません。
メンタルコントロール
スポーツにおいてメンタルを安定させることは、技術を向上させる事と同じくらい大切な事です。
強くなるためには、自分自身のメンタルの安定とパートナーとの関係について考えなければいけません。
ダブルスで気を付けなければいけないポイントは!
パートナーに精神的なストレスを与えていないか?というところです。
精神的ストレスは強い対戦相手と戦うこと、またそれ以上に嫌な事なので覚えておきましょう!
パートナーの役割は『高め合う仲』『精神的な支え』である方が良いですね♪
『否定的な言葉』を言ってはいけないわけではありません。
時にはそう言ったアドバイスの方が良いときもあるかもしれませんが、相手の気持ちを考え伝えましょう!
言葉の選択、タイミング、場所など考えて発言しなければ、アドバイスのつもりが、相手のモチベーションを下げている可能性がありますから。
試合中のアドバイスには気をつけましょう。
特に技術的な事、ツッツキをミスしないで欲しい!やドライブを入るように打って欲しい!などの欲求は、パートナーのプレッシャーにしかならずミスを誘発させる可能性があります。パートナーがどの位のことが出来るかは練習でわかっていると思います。また試合になればクオリティーが下がるのは予想がつきますよね。
そして試合中にいきなり技術が上手くなることはありません。
もしかしたら、あなたのかけるプレッシャーで上手くいっていない可能性もあるかもしれません。
そのことは理解しておきましょう。
組んでいただけるパートナー様を大切に想い、より良い関係を築いていく事はお互いのメンタルを安定させる事にもつながるので、ポジティブに肯定的に発言することでお互いの力が発揮できる関係を築いていきましょう!!
コンディション
ここまでくると、もはやアスリート!!ですね笑
しかし、大会中に何を飲み、何を食べると良いか調べ実践し結果がどうであったかやってみた方はどの位いるのでしょうか?
これは自分で色々実践し検証してみた結果なので参考にしてみてください。
大会は多い時には、1日で10試合以上することもあります。
1日の拘束時間は約7〜8時間かかります。
ぼくは、後半になると足がつり最後までベストな状態で試合ができないことが度々ありました。
そこで、大きな大会が控える3ヶ月前から大会に向けて色々実践してみました。
実際やった事とどのような結果が出たのだけお伝えすると。
期間は3ヶ月
①食事管理をして理想の体重へ
結果:3kg体重減して動きやすくなった。
②筋力トレーニング
結果:大会中の体の疲れが少なくなった。筋肉痛が少なくなった。
足が動くようになった。足がつらなくなった。
③食べ物・飲み物について勉強
結果:何を食べ飲むかでどの様な効果が得られるか知ることができた。
④③でわかったものを自分に合うようにコーディネート
結果:後半の疲労感がなくなり、集中力も維持できた。
とこんな感じです。
本命の大会まで3ヶ月後に仕上がるように取り組みましたが、
その間にあった大会では2大会で優勝することができました。
それまで優勝はしたことがありません。
嘘です1回はありました!
もちろん色んな要素はあるにしても、取り組みで得られた効果は大きかったと実感しています。
どの様なやり方が良いのかは、それは人それぞれになるとは思いますが
いくら高い技術があっても、最後まで高いパフォーマンスを維持できる体力と自身の体をケアする事ができなければ、最後は努力の差で勝敗が決まります。
努力の差とは練習の事だけでなく、この様な自身を管理する事も一つの努力でと言えるのではないでしょうか?
まとめ!
ということで、今回はダブルスで強くなりたいためには?というお題で
話てきました。
シングルスとは違い自分のことだけでなく相手のことも考えないといけないのが難しい!しかしその分勝った時の喜びも倍ですね♪
少しでも何かの気付きになりましたら幸いです😁
おわりっ!